南島を東西に横切って走るﾄﾗﾝﾂ･ｱﾙﾊﾟｲﾝ号は、雄大なｻｻﾞﾝｱﾙﾌﾟｽを横断する人気の山岳観光列車。 南島最大の都市ｸﾗｲｽﾄﾁｬｰﾁと西海岸のｸﾞﾚｲﾏｳｽ間230kmを約4時間30分で結ぶ。 16のﾄﾝﾈﾙと5つの陸橋を通り車窓には山々や深い渓谷、氷河、川そしてのびやかな平原の風景が広がる。 鉄道の開通は1923年。険しい地形の拒まれ難航を極めた工事は、ﾄﾝﾈﾙ開通に15年もの歳月を費やしたという。 1987年以降、座席車両に加えﾋﾞｭｯﾌｪ車両、屋根付き展望車両を導入し、ﾄﾗﾝﾂ･ｱﾙﾊﾟｲﾝ号として走り続けている。 写真撮影のため勿論展望車両に4時間頑張った訳ですが、屋根付きではありますが窓はありません。 その寒いこと寒いこと、準備よろしく手袋をしていたのは小生だけでした。 駅を出てｽﾌﾟﾘﾝｸﾞﾌｨｰﾙﾄﾞまでの１時間はｶﾝﾀﾍﾞﾘｰ平野ののどかな風景が広がり、 ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞﾌｨｰﾙﾄﾞから標高737mのｵｰｻｰｽﾞ･ﾊﾟｽまでの登りの1時間30分はｻｻﾞﾝｱﾙﾌﾟｽの渓谷が次々と姿を見せ ﾄﾝﾈﾙと鉄橋が連続し迫力のある風景が続きました。 ｱｰｻｰｽﾞ･ﾊﾟｽでは数分間停車するので皆ﾎｰﾑに降りて清々しい空気をたっぷりと味わう。 出発というので展望車に行こうとすると鍵が掛って開かない、後で分かったのですが出発直後 長さ8.5kmのｵﾃｨﾗ･ﾄﾝﾈﾙへ突入しました。扉が開かなかったのは安全のためだったのです。 ｵﾃｨﾗを過ぎるとｸﾞﾚｲﾏｳｽまではのんびりとした風景が続きました。 今回は天候に恵まれ思う存分撮影が楽しめましたが、雨だったら悲劇の4時間30分になっていました。 50枚の写真を使ってスライドショーにしましたのでお楽しみ下さい。 (2008.10.31　dora記)